Takanobu Yamada
ORCID: 0000-0003-3564-6891
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症例は45歳,女性.2012年12月,月経終了後より便秘傾向となり,嘔吐・腹痛のため当院内科外来を受診した.腹部CT検査よりS状結腸に高度狭窄を認めたため,経肛門的にイレウス管の挿入を試みるも,施行困難と判断し,外科紹介となった.同日,緊急手術を施行した.回腸および全結腸が著明に拡張しており,S状結腸に腫瘤を触れ,直腸および子宮に強度に癒着していた.S状結腸切除,D2郭清を施行した.術後,病理組織学的診断により腸管子宮内膜症と診断された.腸管子宮内膜症は,全子宮内膜症の10%…
腸管子宮内膜症は子宮内膜組織が異所性に腸管内に増殖する非腫瘍性疾患である.今回,われわれは腸閉塞にて発症した回腸子宮内膜症の1例を経験したので報告する.症例は48歳女性.下腹部痛を主訴に当院内科受診.腸閉塞の診断にて入院となる.イレウス管挿入し保存的治療を行っていたが改善せず外科紹介となる.小腸造影にて回腸末端部の近傍に強度の狭窄があり,この部位を腸閉塞の原因と考え,開腹手術を施行した.回腸末端は捻じれるように強固に癒着していた.術式は回盲部切除を行った.病理組織学的検査にて…