脛骨脆弱性骨折に対して,ロモソズマブを使用し保存的加療を行った2症例

In: Orthopedics & Traumatology · 2023 · vol. 72(1) , pp. 44–46 · doi:10.5035/nishiseisai.72.44 · W4381792561
article OA: diamond CC0

Abstract

【はじめに】骨脆弱性の強い患者では,時折脛骨の脆弱性骨折をきたす症例をみかける.その際には,超音波治療器やPTH製剤を使用して骨癒合を促進する方法を取られることも多いが,今回骨形成促進作用のあるロモソズマブを使用して保存的加療を行った脛骨脆弱性骨折の2症例を経験したので報告する.【症例】2例とも関節リウマチにて長期加療を受けており,特に誘因なく膝関節周囲の疼痛を発症した.初診時のX線では明らかな骨折は指摘できず,MRIにて骨折の診断に至ったため,脛骨近位部脆弱性骨折と診断した.手術は希望なく,保存的加療のため入院とした.骨癒合促進を期待して,ロモソズマブを使用して加療を行った.それぞれ6週・8週で全荷重歩行可能となり,現在独歩で問題なく生活している.【結語】ロモソズマブ使用により,骨皮質の形成が促進される傾向にあり,脆弱性骨折治療の補助治療として有用な可能性があると思われた.

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openalex
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