Masaji Hashimoto

ORCID: 0000-0003-0616-3348 · 2 papers in corpus
article 2018
·doi:10.3919/jjsa.79.505

主リンパ節に内膜組織を認めた腸管子宮内膜症の稀な1例を報告する.症例は49歳の女性で,右下腹部痛を主訴に当院救急外来を受診.受診時,腹膜刺激症状を伴う右下腹部痛と炎症反応の著明な上昇を認めた.造影CTでは回盲部に4cm大の不均一な造影効果を伴う腫瘤形成と周囲リンパ節腫大を認めた.加えて,虫垂壁肥厚と周囲脂肪識濃度上昇および近傍腹壁に膿瘍形成を認めた.以上より,腫瘍による続発性穿孔性虫垂炎・膿瘍形成が疑われたために,緊急でD3郭清を含む回盲部切除術を施行した.病理組織学的に,虫…

article 2013
·doi:10.3919/jjsa.74.1326

腸管子宮内膜症は,子宮内膜組織が腸管壁内で異所性に増殖して様々な臨床症状をきたす良性疾患である.しかし,腫瘍的性格を有し,前癌病変となる可能性がある.今回われわれは,所属リンパ節にも内膜組織を認めた直腸子宮内膜症の1切除例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.症例は44歳の女性で,腹部膨満感・腹痛を主訴に当院を受診.S状結腸内視鏡で,直腸S状部に内腔狭窄をきたす乳頭状ポリープの集簇を認めた.生検では再生性変化と考えられ,悪性所見は認めなかった.CTでは,直腸S状部に全周…