N. Iwata
No ORCID on file
· 1 paper in corpus
子宮内膜症は全身の臓器に起こりうるが後腹膜腔は頻度が少なく,癌化はさらに稀である.症例は42歳の1経妊1経産婦で,月経時の右上腹部痛を主訴に受診し,腹部CTで後腹膜腫瘍を指摘された.MRIで上行結腸の外背側に,内部に液体成分と充実性成分を伴う10×9cm大の囊胞性腫瘤を認めた.CA19-9は2,120U/mL,CA125は116U/mLと上昇を認めた.後腹膜腫瘍摘出術を施行,腫瘍は他臓器への浸潤はなく摘出できた.病理所見では茶褐色液体を含む囊胞病変で,組織学的に婦人科癌に類似…