Osamu Kinjo
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症例は36歳の女性で5年程前より右鼠径部の腫瘤を自覚していたが放置(月経時に一致して大きくなり,疼痛も出現していた),腫瘤の増大と痛疼悪化のため当院を受診した.腫瘤は右鼠径部にあり20×15mm大で境界明瞭,弾性硬,可動性良好で圧痛を伴っていた.エコー上は右鼠径部腫瘤に一致して内部エコー不均一な低エコー病変として認められた.表面不整で境界も一部不明瞭であった.リンパ節炎あるいは子宮内膜症の疑いで,確定診断のため摘出術を行った.術中所見で外鼠径ヘルニアを認め,腫瘤はヘルニアサッ…