Hironori Nomura
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· active 2001
術前に左卵巣癌との鑑別が困難であった壁外発育型のS状結腸癌の1例を経験した.試験開腹の結果, S状結腸に壁外性に発育する7×4×7cmの腫瘍を認め,同腫瘍に癒着する卵巣はチョコレート嚢胞を伴っていた.手術はS状結腸および左付属器合併切除術を施行した.S状結腸癌は深い潰瘍浸潤型で,摘出された腫瘍とも病理組織学的検査にて中分化型腺癌の像を示していた.壁外に腫瘤を形成する進展形式の大腸癌は,著者らが知り得る限り本邦での報告例は4例にすぎず,極めて稀な進展形式を示す症例であると思われ…