Kenji Suzuki
ORCID: 0000-0002-1291-2619
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症例は36歳女性.1年前に卵巣囊腫手術の際に子宮内膜症を指摘され,現在は不妊治療中だった.今回は月経時期に胸部違和感があり,前医で右気胸を指摘され当院へ紹介となった.気胸は初回で軽度だったが,本人の不妊治療の希望も考慮し診断も兼ねて月経期に胸腔鏡下手術の方針とした.胸腔内の所見は右胸腔全体に播種状の結節が多発していた.中葉の病変を部分切除し,横隔膜面とともに被覆し終了した.病理組織学的に結節は短紡錘形~類円形小型細胞を認め,各種免疫染色(CD10,ER,PgR)がそれぞれ陽性…
症例は34歳,女性.既往歴として左右気胸で手術歴があった.家族歴として父方に気胸発症者が多い特徴があった.呼吸困難のため当科初診となった.胸部CTでは右肺虚脱に加えて葉間面および縦隔面から肺底部面を中心とした肺嚢胞を多数認めた.保存的経過で改善しないため,右胸腔造影施行し肺瘻部位を確認後,手術を施行した.病理所見では特異的な所見は得られなかったが,遺伝子検査で常染色体優性遺伝疾患であるBirt-Hogg-Dubé症候群と診断された.また同時に施行した横隔膜生検で異所性子宮内膜…