{"paper_id":"f0e70791-ffd2-432a-880e-71107698a016","body_text":"不妊外来における診療統計, および不妊患者に対する心理検査とアンケート\n1986 年 8 巻 3 号 p. 381-390\n詳細\n抄録\n昭和60年の一年間に産業医科大学産婦人科外来を受診した不妊患者141名を対象に診療統計を行った. 原発性不妊78例, 続発性63例と原発性が多かった. 初診時年令・不妊期間は平均, 原発性30.5才, 3.86年;続発性31.6才, 3.59年であった. 不妊因子では原発・続発性ともに卵巣・内分泌因子が多く, 次いで原発性では男性因子, 続発性では特発性の順であり卵管因子は比較的少なかった. 難治性不妊11例にいわゆるopen laparo-scopyを行ったところ, 8例に術前の子宮卵管造影（HSG）, 通水などで発見できなかった卵管疎通障害や癒着, 子宮内膜症を新たに認めた. 61年1月30日までの経過で妊娠例は20例, 内訳は原発性7例, 続発性13例と続発性の方が妊娠率が良かった. 妊娠例はすべて初診時年令35才以下, 不妊期間5年以下で不妊因子は卵巣・内分泌因子が最も多かった. 20例中8例は妊娠周期またはその一周期前にHSGを施行していた. 65名の患者のアンケートからは原発性不妊では体外受精に対しても肯定的な者が多かった. Self-Rating Depression ScaleとCMIを施行した42名の患者では特に鬱や神経症の傾向は高くなく正常域の者が大多数であった.\n© 1986 産業医科大学","source_license":"CC0","license_restricted":false}