{"paper_id":"aa4d6fa1-70b3-4244-853c-8ffee760f100","body_text":"GnRH analogueによる子宮内膜症治療における結合型エストロゲンを用いたadd-back療法の検討\n1999 年 51 巻 1 号 p. 1-7\n詳細\n抄録\n子宮内膜症の治療にGnRHanalogueが広く使用されているが,それに伴う低エストロゲン状態からくる副作用が,治療上の問題となっている.それを軽減する目的で,近年add.back療法が行われている.しかし,いまだ決った方法はない.今回,結合型エストロゲンを使用したadd-back療法における骨塩量への影響を検討するために,以下の研究を行った.子宮内膜症症例28例を,GnRH analogueとして酢酸リ誌一プロレリン3.75mgを4週に1回投与する群(13例)と同注射と同時に結合型エストロゲン(0.625mg)を連日経口投与する群(15例)に分け,治療前後のDXA法による腰椎(L2-4)骨塩量を比較検討した.腰椎骨塩量は治療前後で,GnRH analogue単独群は1.483g/cmZからLO259/cm2へadd-back群では1.0079/cm2から0.9979/cm2へとともに減少した.しかし,その変化率で比較するとGnRH analogue単独群で骨塩量は治療後5.5%減少したのに比べ,add-back群では1.6%にとどまり,GnRH analogue単独群より有意に骨塩量の減少が少ない結果となった.血中osteocalcin値も,GnRH analogue単独群では治療開始時5.6ng/mlから終了時10.5ng/mlと有意に上昇したが,add-back群は治療開始時5.2ng/mlから終了時に4.7ng/mlと有意な変化は認められなかった.子宮内膜症による一般臨床症状は両群とも改善した.一方,低エストロゲン状態による血管運動症状は,add-back群で明らかに軽減していた.このことから,結合型エストロゲン(0.625mg)を連日経口投与するadd・back療法は,GnRH analogue療法による骨塩量への影響を減少させ,かつ子宮内膜症に対する治療効果もあることより有効な方法であることが明らかになった.〔産婦の進歩51(1);1～7,1999(平成11年1月)〕\n© 近畿産科婦人科学会","source_license":"CC0","license_restricted":false}