{"paper_id":"7c744492-8481-495e-a722-e254924ccf3c","body_text":"中間リンパ節に病変を認めた直腸子宮内膜症の1例\n2001 年 54 巻 7 号 p. 493-497\n詳細\n抄録\n症例は50歳女性で,粘血便,便秘を主訴として来院した.既往歴として47歳時に子宮筋腫で子宮全摘術を受けている.身体所見上直腸診で直腸前壁に弾性硬の粘膜下腫瘤を触知し,注腸造影検査で直腸に表面が網目状構造を呈する全周性狭窄と,その肛門側に半球状の隆起性病変を認めた.大腸内視鏡検査では直腸に半球状の粘膜下腫瘤病変とその口側の狭窄所見を認めたが,粘膜面に異常は認めなかった.骨盤CT検査では両側卵巣の嚢胞性病変と直腸の著明な壁肥厚を認めた.以上の所見より直腸子宮内膜症と診断し低位前方切除術を施行した.切除標本では両側卵巣のチョコレート嚢胞と,直腸の4.5×2.5cm大の粘膜下隆起性病変を認めた.組織学的にこれら病変には異所性子宮内膜組織が認められ,腸管子宮内膜症と診断した.さらに直腸傍リンパ節と腸間膜リンパ節にも異所性子宮内膜組織を認めた.腸管子宮内膜症のリンパ節病変の報告は極めて稀で貴重な症例と考えられた.\n© 日本大腸肛門病学会\nこの記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。\nhttps://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja","source_license":"CC0","license_restricted":false}