{"paper_id":"337be1e8-a236-4114-98c5-0ef27f55fc37","body_text":"症例報告\n虫垂腫瘍との鑑別が困難であった虫垂子宮内膜症の1例\n2017 年 50 巻 12 号 p. 986-992\n詳細\n抄録\n若年女性の虫垂腫瘤に対して単孔式腹腔鏡下虫垂切除術を施行し，術後の病理組織学的検査で虫垂子宮内膜症の診断を得た1例を経験したので報告する．症例は43歳の女性で，T細胞性急性リンパ性白血病に対する化学療法中にCTで虫垂腫瘤を指摘された．神経内分泌腫瘍の可能性も否定できなかったが，腫瘍径は小さく，転移を示唆するリンパ節もなかったことから，診断的治療として単孔式腹腔鏡下虫垂切除術を施行し，術後の病理組織学的検査で虫垂子宮内膜症と診断された．虫垂に生じる腫瘍性病変の中では子宮内膜症の頻度は低く，子宮内膜症はさまざまな症状を呈し，月経周期との関連性がない場合もあるため診断に苦慮することも少なくない．女性における虫垂腫瘍の場合には，女性特有の疾患として虫垂子宮内膜症も鑑別疾患に挙げる必要があると考えられた．\nこの記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。\nhttps://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/deed.ja","source_license":"CC0","license_restricted":false}