{"paper_id":"30973441-6f14-4a14-8edc-88109b701fc4","body_text":"腹腔鏡下手術を施行した回腸子宮内膜症の1例\n2001 年 54 巻 7 号 p. 478-482\n詳細\n抄録\n症例は42歳女性.既往に子宮内膜症があり偽閉経療法をうけていたが,41歳時に排卵誘発剤の使用時に腹痛を認め近医にて腸閉塞と診断された.保存的に加療されたが,月経終了とともに症状は軽快した.42歳時に月経開始と同時に再び同所見を認め,当院に紹介受診となった.上下部消化管を精査したが異常を認めず,腹部MRIにて両側の卵巣〓腫を認めた.月経時に腸閉塞が発症したことより小腸の異所性子宮内膜症を疑い小腸造影にて終末回腸に狭窄を認め,回腸子宮内膜症と診断した.外科的治療の適応と考え腹腔鏡併用回盲部切除術および腹腔鏡下右卵巣摘出術を施行した.病理組織学的には回腸筋層内に子宮内膜組織の増生を認め,腸管子宮内膜症と診断した.腸管子宮内膜症は比較的稀だが,月経随伴性の腹痛をみた際に本疾患を疑うことが重要と考えられた.また腹腔鏡下手術は腹腔内の観察および術後のQOL向上に有効であり,今後さらに適応が広がると思われた.\n© 日本大腸肛門病学会\nこの記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。\nhttps://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja","source_license":"CC0","license_restricted":false}