{"paper_id":"138d809f-fac6-4f8b-8224-e77814368d3f","body_text":"症例\n乳癌ホルモン療法終了後に通過障害をきたしたS状結腸子宮内膜症の1例\n2013 年 74 巻 12 号 p. 3377-3380\n詳細\n抄録\n症例は40歳，女性．平成14年に左卵巣嚢腫破裂に対し左卵巣摘出術施行された．平成15年に左乳癌に対し左乳房温存術を受け，術後よりホルモン療法としてタモキシフェンを内服，平成20年8月に終了した．\n平成20年12月に下腹部から肛門周囲に至る強い疼痛を自覚し来院した．S状結腸とDouglas窩に腫瘤性病変を認め，腸管通過障害を呈していたため，開腹手術を行った．開腹所見ではS状結腸に全周性の腫瘤性病変を認め，Douglas窩に硬い結節を触れた．通過障害の原因と考えS状結腸部分切除を施行した．術中迅速組織診で子宮内膜症との診断に至り，Douglas窩病変は非切除とした．術後，GnRH agonist・ジェノゲスト療法を施行し病変は消失した．\nタモキシフェンは抗エストロゲン作用を有しており，本症例では，投薬を中止したことが子宮内膜症の症状発現に影響を与えたと考えられる．\n平成20年12月に下腹部から肛門周囲に至る強い疼痛を自覚し来院した．S状結腸とDouglas窩に腫瘤性病変を認め，腸管通過障害を呈していたため，開腹手術を行った．開腹所見ではS状結腸に全周性の腫瘤性病変を認め，Douglas窩に硬い結節を触れた．通過障害の原因と考えS状結腸部分切除を施行した．術中迅速組織診で子宮内膜症との診断に至り，Douglas窩病変は非切除とした．術後，GnRH agonist・ジェノゲスト療法を施行し病変は消失した．\nタモキシフェンは抗エストロゲン作用を有しており，本症例では，投薬を中止したことが子宮内膜症の症状発現に影響を与えたと考えられる．\n© 2013 日本臨床外科学会","source_license":"CC0","license_restricted":false}